





暖かくなったり突然寒くなったりの北海道は大沼湖畔緑の村より。
毎日元気に皆さまの田舎暮らしをサポートしております。マット総合管理有限会社でございます。
さてさて、本日は以前ちょろっと紹介したこともある「シイタケの原木栽培」に関してのお話。
も少し深掘りしてお届けいたします!
さてさて、北海道のみならず昨今の田舎暮らしにおける趣味の定番と言っても良い(?)、シイタケの原木栽培です。
ぶっちゃけますと、これ田舎でなくてもできるといえばできます。
ただ、原木を置くスペースであったり、シイタケの成長に適した環境づくりであったり、何かと田舎の方が都合がいいです。
それでは早速シイタケ栽培用原木作りをのぞいて見ましょう!
まずは木! これがなくては話になりませんね。緑の村では、計画伐採の際に出るナラの木を利用する事が多いです。
写真のような、1m程のまっすぐと伸びたナラがいいですね。太さは、扱いやすい直径10cm〜20cmの木を使用します。
ここからが普通の植物を育てるのと様相が変わってまいります。
植物は言わずもがな、タネまたは苗を植えるところから始まりますね。
しかしキノコは、子実体を形成する菌類ですので植物とは明らかに異なります。
ですので、ご存知の通りまずは原木に菌を接種するところから始まります。
効率よく人口的に菌を接種するために、原木にいくつかの穴を開けていきます。
諸々やり方はありますが、1mサイズの原木の側面4方向(90度ごと)縦6箇所の穴を開けます。合計24の穴ですね。
いよいよ登場、シイタケ菌です!
この「種駒」と呼ばれる、小さな木片にシイタケ菌を繁殖させてものを先ほど開けた原木の穴に打ち込んでゆきます。
さて出来上がり! シイタケゲット!!
っと簡単にはなかなかいきません。
この原木を約1年ほど森林の下に寝かせて置き、菌糸体の蔓延を待ちます。
種菌の接種からおよそ16〜18ヶ月経過ののち柵などにこの原木を立てかけて並べ、子実体が発生するのをひたすら待ちます。
うまくいくと、接種からおよそ18〜24ヶ月後にシイタケと念願のご対面となります。
そして、だいたい3〜4年間収穫可能となります。
ただ、これはあくまでもうまくいくとです。出ないときは、出なかったりするそうです(涙)
ところで、シイタケの原木栽培に必要な種菌の種駒ですが、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。
今回使用したのは、コレ!
ドクターモリのきのこ種菌です!
誰っ?!って思ったあなたは、シイタケビギナーです。
何を隠そう、この森博士はなななんと、世界で初めてシイタケの人口栽培を成功させた人物なのです! その後、日本のきのこ産業のリーディングカンパニーである森産業を創業された御人なのです。
シイタケ好きの私にとっては、森産業のある群馬県の方向に足を向けては眠れない!
今気軽に日々美味しいシイタケをたべれるのも、ドクターモリのおかげかもしれません。
(かくゆう私も以前はドクターモリをよく知らず、「誰だろう、このおじさん」と首をかしげたものです。反省)